《実体験から!つわりとのたたかい方》大切なのはがまんしないこと!

今回はつわりとのたたかい方を、私の経験からお伝えできればと思います。

 

つわりとは?

たたかいの前にはまず相手のことを知るべし!とよく言いますが、まずはつわりのことを知ってから。

つわりは、妊娠期におこる悪心、嘔吐、食欲不振などの消化器症状を主徴とする症候。

主に症状としては、

・悪心、嘔吐

・食欲不振(食べないと吐き気がする、という方も多い)

・便秘や下痢

・唾液過多

・嗜好の変化(食の好みがかわったりする)

・においへの嫌悪感

・全身のだるさ

・眠気

などなど…

現れる症状には個人差が大きいですが、このような症状があげられます。

原因はホルモンの影響であることなどがあげられていますが、詳しいことは解明されていないようです。

妊婦さんをとりまく環境や精神的な因子が症状に影響するともいわれています。

疫学的には、妊婦さんの半数以上がつわりを経験していて、

一般的には妊娠6~12週頃に出現し、16週頃までに消失します。

 

つわりの症状により、飲むことも食べることもできなくなってしまうと、

脱水や栄養不足の状態が深刻化します。

そうなると、重症化した状態「妊娠悪阻」の診断となる場合もあります。

 

つわりは多くの方が各々の症状に一時的に苦しめられるものですが、

妊娠悪阻では入院せざるを得ない状態となる場合もあるわけですね。

 

つわりへの対処方法

続いては、対処方法についてです。

上記でお伝えしたとおり、症状には個人差があり環境やおかれている状況によっても異なってきます。

ただ、生活の工夫と考え方によってでだいぶ感じ方は変わります!

私自身は吐き気と嘔吐、におい、唾液過多、だるさと眠気の症状に苦しみました。

やってみてほしいこと、すこし症状ごとにまとめてみます。

 

〘吐き気・嘔吐〙

食べれるときに、食べれるものを。水分補給はできる限り!

食べれそうなものを、まずは栄養バランス関係なく考えてみよう。

少しでも調子のよい瞬間を狙って、いろんなものに挑戦してみましょう。

私が食べやすかったなぁと思ったのは、

・好きなフルーツ(特にぶどう、いちご、りんご)

・ゼリー

・アイスクリーム

ミニトマト

・うどん

・ポテトフライ(無性に食べたくなり調子のよいときに食べていた)

本当にこれらのものばかり食べていました。

とにかく好きなものや食べれそうなもの、いろいろ試して食べれるものを食べてみましょう。

仮に吐いてしまっても、上記のものはのどをスルっと出てきてくれるので吐きやすさもありました。(^-^;

数うちゃ当たる精神で、とにかくめげずに胃に何かしらを入れ続け、吐き気嘔吐とたたかってみましょう!

 

ただし、

・がんばっても吐いてしまい、体重減少が続く

・水分補給できない、飲んでもすぐ吐く

・めまいがする、だるさが強い

・尿量が減っている

など脱水や過度の栄養不足の症状がみられる場合には我慢せずすぐに病院へ。

 

いたるところにビニール袋を用意

家のすべての部屋、普段使用するバッグの中、着用している服のポケット、職場のデスク、など身近な場所すべてにビニール袋を設置しましょう。

理由は、嘔吐した際にすぐに対応できることと、吐いても対応できるという精神的な安心感が得られるということです。

私は電車の中など緊張感が高まったときに、ポケットのビニール袋で何度も安心感を得られました。笑

 

使ったらなくなる前に何枚か補充しておきましょう。

外出先で嘔吐したとき、ビニール袋ではすぐに捨てられればよいですが、

しばらく持ち歩かなければならないこともありますので、紙袋も持っておくとよいです。

 

吐き気の原因になっているものがないか?原因への対処

私自身、原因となるものがあって吐き気を感じることも多かったため、

原因への対処はとても大きかったです。

主な原因としては、

・特定のにおい

・歯磨き粉の味

でした。

今まで使っていた歯磨き粉のミント感が吐き気を誘い、何度もお風呂で吐きました。

このときは、子供用の甘い味の歯磨き粉でだいぶ吐き気が抑えられました。

においについては《においづわり》の項目でかいていきますね。

 

〘においづわり〙

本当にあらゆるにおいがダメになりました。

たとえば、

・洗濯洗剤、柔軟剤のにおい

・特定の食べ物(味噌汁、納豆など)

・夫のにおい

・自分の部屋のにおい

・人混みのにごった空気

など

においづわりには一番悩まされました。

できるだけ不快感の少ないにおいのものを選ぶ。

洗濯洗剤や柔軟剤、ハンドソープ、食器洗剤、シャンプーといったあらゆるにおいがダメになってしまったため、すべて買い替えました。

とにかく無香料のものか、においを嗅いで不快感の少ないものにしました。

私はミヨシ石鹸さんの無添加シリーズでひとまず落ち着きました。

原因となるにおいをなるべく避けて生活する。

完全に避けることは難しいですが、できれば吐き気を減らせます。我慢禁物!

たとえば、

・不快なにおいの食べ物は買わない。

・スーパーへの買い物は夫に任せる、ネットスーパーを利用する、など。

・部屋は消臭剤をおく&まく。ごみを溜めない。

・夫のにおいには、衣類に不快感のない香りスプレーをかける、別室で寝てもらう(ダブルベッドだったため)など。

もこ家の場合、夫の実家が近くにあり、土日や平日夜は実家で過ごしてもらうこともありました。(においづわりのことも正直に話して協力得ました(^-^;)

・人混みではマスクをする。(紙マスクのにおいがダメなら、好きな香りをつける、布マスクにしてみる)

◎このにおいになら癒される、というものを探してみる。

私の場合は、むしパン、レモンティー、いちごスイーツ、チョコのにおいに癒されていました。

 

においへの嫌悪感はこのつわりの時期だけです。一時的です!ご安心を。

この時期だけなので、できるだけ避けて避けて避けまくって生活しよう。

 

〘だるさ・眠気〙

栄養も思うようにとれない中で、体は急激にかわっていきます。

だるさや眠気は、無理せず体を休めてあげてほしいサインです。

睡眠はしっかりとる。

私は10時間は寝ていました。仕事から帰宅後1時間で布団に入っていましたね。

やることもあって仕事もあって睡眠時間とれない!

という方も多いかもしれませんが、なるべく体を休めるよう意識することが大事です。

無理は禁物ですよ。

お昼休みはお昼寝。

お仕事の内容や職場の雰囲気によってお昼寝できるかどうかという問題もあると思いますが、

少しでもお昼寝、横になることができると体の負担が変わりました。

 

とにかく無理せず、体が重いな、だるいな、と感じるときには横になりましょう!

 

〘その他〙

身の回りのことは可能な限りまわりの人に任せる。

家事や手続き関係など、夫や両親など頼れる人にとにかく頼りましょう。

周囲の方の理解を得られるかどうかは、その方々次第ですが、

うまくまわりをまきこみながら、負担を分散させてみてください。

私は元々人に頼ることが苦手でしたが、夫が率先して家事をやってくれたことで

かなり救われました。これがきっかけで甘えまくりました。笑

身体的負担軽減だけでなく、支えてくれる人の存在は精神的に強くなれます。

つらいときには家族や友人、周囲の人たちに気持ちをうちあけて。

つらい気持ち、ネガティブな考えは絶対に一人で抱え込まない!

働く妊婦さんを支える制度の活用を。

・妊婦通勤時間:出勤時間、退勤時間をずらして混雑を避ける。

・妊娠症状休暇:つわりなどでの症状で休む。

・妊婦健診休暇:健診のために休暇をとる。

・母性健康管理指導事項連絡カード:仕事の制限や時短などの医師からの指導。職場へ提示し配慮してもらう。

 

職場にはなるべくはやい時期に上司に相談するのがよいと思いました。

私はつわりの時期、職場には伝えられずかなり苦労しましたが、

もっとはやく伝えていたらいろんな制度が使えたのに…と思うばかりです。

 

まとめ 

つわりとのたたかい方、いかがでしたでしょうか。

ポイントは、とにかく「我慢しないこと」「まわりのサポートは遠慮せず受けること」ですね。

そして生活の工夫をすることで身の安楽度が劇的に変わります。

つわりは個人差はあれど、一時的なものです。

そして乗り越えてみると、私自身なにか達成感が感じられ、また一つ強さを身につけたような自信も少しわきました。

決してつらいことばかりではありません。

ただ世の中の妊婦さんが、少しでも安楽に穏やかに過ごせることを願って。

 

追記(2020年1月) 

第2子妊娠時のつわりは一人目のときより軽く、10週頃には落ち着きました。

ただ、はじまりがはやく、7週目からつらい状況でした。

今回は、イヤイヤ期真っ盛りの息子もいたため、職場に正直に伝えお仕事はしばらく休暇をいただきました。

正直に職場に相談してよかったな、と思っています。

無理は禁物。

担当業務が多くあり滞ることに不安が強くありましたが、

意外となんとかなるもんなんだなぁと実感。

がっつり7週から10週までお休みをいただきました。(妊娠症状休暇+病気休暇)

産科の先生も、快く診断書を出してくれました。

(どのような症状であろうと、妊婦本人につらさがあるようなら診断書を書いてくれるようでした)